AlteryxのPower BI Outputツールを利用してPower BIに新しいデータセットを作成する
こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。
今回はAlteryx Galleryにて公開されているPower BI Outputツールを使用して、Power BIに新しいデータセットを作成してみます。
Power BI Outputツールを使用するには認証が必要となります。認証については以下のエントリをご参照ください。
新しいデータセットの作成
Create new dataset を使用する
Power BIにはデータセットが存在しない状態になっています。この状態で、Alteryxから新しいデータセットを作成します。
Alteryxのワークフローにデータを用意し、Power BI Outputツールに接続します。今回は以下のデータを用意しました。
Power BI Outputツールには以下の通り設定しています。
- Enter custom dataset and table names: チェックを入れる
- Dataset name: 任意の名前を入力
- Table name: 任意の名前を入力
- Existing dataset and table behavior: Create new dataset を選択
ワークフローを実行してPower BIを確認すると、新しいデータセットが作成されています。
データもアップロードされていることを確認できました。
既存のデータセットを選択した場合
続いて Create new dataset で既存のデータセットを選択した場合を試してみます。Enter custom dataset and table names のチェックを外し、Dataset name はプルダウンメニューからデータセットを選択します。
ワークフローを実行してPower BIを確認すると、既存のデータセットとは別に、末尾に「_0」が付与された新しいデータセットが作成されています。
Create new dataset では、既存のデータセットを選択した場合も新しいデータセットとしてデータをアップロードするという動作になります。
Append rows to table を使用する
Append rows to table では、既存のデータセットではなく新しいデータセットを指定した場合には新しくデータセットが作成されます。今度は Append rows to table を試してみます。Power BI Outputツールの設定は、Existing dataset and table behavior 以外は前項のCreate new dataset を使用すると同じです。
- Enter custom dataset and table names: チェックを入れる
- Dataset name: 任意の名前を入力
- Table name: 任意の名前を入力
- Existing dataset and table behavior: Append rows to table を選択
ワークフローを実行してPower BIを確認すると、新しいデータセットが作成されています。
Replace existing dataset を使用する
Replace existing dataset では、前項のAppend rows to table を使用すると同様、既存のデータセットではなく新しいデータセットを指定した場合には新しくデータセットが作成されます。同様に Replace existing dataset を試してみます。
- Enter custom dataset and table names: チェックを入れる
- Dataset name: 任意の名前を入力
- Table name: 任意の名前を入力
- Existing dataset and table behavior: Replace existing dataset を選択
ワークフローを実行してPower BIを確認すると、新しいデータセットが作成されています。
最後に
今回はPower BIに新しいデータセットを作成してみました。
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